只見線は、福島県の会津若松から只見を経由して、新潟県の小出に抜ける、135.2kmの単線・非電化の鉄道です。下の図のオレンジ色の線区です。
1926年に会津若松−会津坂下間が部分開通しました。その後徐々に暫定開通区間が伸びていきましたが、全線が開通したのは45年後の1971年のことでした。
沿線の只見川では水力発電が盛んで、会津川口−只見間は田子倉ダム工事専用線として敷設され、ダム完成後に国鉄に譲り渡されました。
冬期は豪雪のため閉鎖になる駅もあります。また、会津川口−只見間では、1日に4往復程度しか列車が走りません。他の区間も列車の本数は少なめです。大雪や土砂崩れ、古い橋の落下などで運休になったこともありました。
大都市から遠く離れた場所で、水力発電のメッカとして、沿線には美しく珍しい風景が広がっています。
只見線では、年に数回SLが走っています。C11 325が牽引し、「SL会津只見号」「SL&DL会津只見号」の名前が付いています。 |